本当に勇気付けられるたくさんのお便りありがとうございます。苦しかったレースを思いながら徐々に沸いてくる感動を少しずつかみ締めています。本当に苦しいレースでしたが、努力は必ず報われるといことを改めて実感することができました。
さて、モンブランのレースが終わった夜に、スタッフの皆さんと慰労会を行い、ほろ酔い気分でシャモニの街中をふらふら歩いていると、後ろからトントンと私の肩をたたく人が・・・、振り返ってみると、何と今回、準優勝のネパールのダワ・シェルパ選手が・・・。「どうしたの・・」思わず日本語で。どうやらシェルパ選手もどこかで一杯やった帰りのようです。
レース直後に、「本当によくやった」と労ってくれたり、記者会見の場でも常に気遣いしてくれました。同じ年代、そして同じアジア人ということで、とても親近感を持って貰っているようです。シェルパ選手はヨーロッパのトレラン界ではスパーヒーロー。絶大な人気を誇っています。
彼に少しでも近づけるよう頑張らなければ・・・
ツール・ド・モンブラン4位入賞を果たしました。皆さんの応援のおかげです。今までサポート、応援して頂いた皆さん本当に本当にありがとうございました!!
正直、まだ信じられないというのが率直な感想です。レースは自分らしい後半型で追い上げる理想的なパターン。自分が上位に入るにはこのパターンしかないと思い、それがばっちりはまりました。終盤には、自分のスタミナに酔いしれながら感動のレースを終えることができました。
それにしてもこのレースは何と素敵なコース、応援、スタッフなのでしょう。トレイルレースの完成形を見たという感じです。
最後に、夜通しサポートして頂いた、三浦さん、今さん、須藤さん、柏倉君、亀田君、本当にお疲れ様でした。本当にエイドごとに何と励まされたことか。皆さんのパワーいただきながら、166kmという果てし無いトレイルを走りきりことができました。本当に本当にありがとう。
先日行われた「OSJおんたけウルトラトレイル100k」今回、石川弘樹選手が2年半ぶりに国内レース出場とあってメディアの注目が集まった。
前々からロングレースで彼と走りたいと思っていたので楽しみにしていた。僕自身ロングレースでの下りの走りに迷っている部分があり、レースモードでの彼の走りはきっと参考になるに違いないと思っていたからだ。
残念ながら、レースの流れ上一緒に走れるシーンがなかったが、後半下りセクションで石川選手に確実に詰められているポイントもあり、やはり学ぶべき点があることを痛感した。
次のレースは、8月末の「ツール・ド・モンブラン」。また再び夢の舞台に立てると思うと胸が高鳴るとともに、気持ちが引き締まる。国内のレースのように簡単にはゆかない。きっと苦しいレースになることは間違いのないことだが、道は自分で切り開かなければならない。チャレンジをしなければ何も生まれない。
写真はスタート直前に石川選手と談笑。彼とは「ツール・ド・モンブラン」でも一緒に走ります。チームジャパンということで応援してください。