UTMBまで数日となりました。
本当に多くの方々から激励のお言葉を頂きありがたい限りです。
昨年は悪天候のため、30キロ地点で中止となり、私にとっては2年越しのUTMBとなります。
2009年の3位は、私自身にとって金字塔となる結果でした
多くの方々がこの結果を踏まえて私を見るのは仕方のないことだし
とても光栄なことだと感じています。
私も、今回もこれを凌ぐような結果を出そうと今まで必死に努力してきました。
しかし、この2年の世界のトップレベルの水準が上がり、トレイルランニング界におけるUTMBの位置づけの上昇、そして悲しいことですが私自身の衰えという現実は
このハードルが高いこととなっています。
私は今回のUTMBは「生きざま」を強く表現するレースにしたいと思います。
今年は、本当に大きな悲しい出来事がありました。東日本大震災です。
アスリートとして自分には何ができるのか、あの日からいつも自問自答
する日々が続いています。
私が20代中盤の、先の見えない泥沼の精神状況のときに、日本人の魁として
メジャーリーグで活躍する野茂選手に、どれだけの力を頂いたか・・・。
私は彼の素晴らしい成績もさることながら、「心意気」に胸を熱くし、心を滾らし、
苦難を乗り越えることができました。
こんな私には、なでしこジャパンのような華々しい活躍ができるかはわかりませんが
人間の限界を超えるようなこの究極のレースで、
自分の生きざまを見て頂き、多くの方々に辛く苦しい状況を凌ぐ糧にして頂ければ
私にとっては何よりも嬉しいことだと感じます。
「自分には何ができるのか?」
このことを常に胸にしっかりと刻みながら、自分自身と対峙するこの旅に
向かいたいと思います。