ヨーロッパのレースに出場するといつも思うことは、欧米の選手は真に人生を謳歌しているということ。
「文化の違い」、「雇用慣行の違い」からなのか。私には日本人の生き方が貧困に思えてならない。
40歳を目前にして、限りあるプライベートの時間の全てを走るという無為と思われている行為に情熱を傾ける自分は、傍目には「変人」と思われているようだ。
「変人」であることに厭いはないが、多様な価値観を持った人間がいることを認めて欲しいと思うことがたびたびある。
他人に自分の価値感を押し付けることは絶対にしたくない。しかし、一律的な価値観で自分の自由な心の領域を侵されることもされたくない。日本人であり続ける以上、この葛藤はずっと続くのだろう・・・
今回の記事には私もいろんな面で共感する部分がありました。
ちなみに私は昭和43年11月生まれの鏑木さんと同年代の者です。
私は学生の頃から富士登山競走に参加していました。もう記録を更新できないなぁと思って参加しなくなっていた頃に鏑木さんが優勝していたんですよ。 調べてみたら私と同年代ではないですか! まだまだ老け込むのは早いんだと思い私は再び挑戦しました。 昨年の富士登山競走で10年ブリに自己新を更新できました。
世の中は思っている以上に広いものです。さまざまな葛藤があろうとは思いますが、それ以上に鏑木さんの競技に対する真摯な思いに共感する人たちも多いのです。私もその一人です。
思う存分に「走る」という行為に情熱を傾けていいのではないでしょうか。 応援していますっ!